鳥や虫を呼び込めるとより楽しく

食害という要素さえ除けば、ビオトープ化を目的とする屋上緑化において、野鳥や昆虫をいかにして呼び込むかというのは結構重要なポイントになるでしょう。ビルの屋上という立地上、飛翔する生物を優先して外界から呼び込まなければならないのは当然の事。よく蜜を出し実を生らせる植物をメインに植える事により、その目的の多くは達成される事でしょう。もちろん果物や野菜を育てる菜園的な要素も持ち合わせた屋上緑化であれば、これらの効果はより大きなものとなる筈です。

必要に応じてネットを張る

ビルの屋上は強風が通り抜け易い環境。特に強い低気圧や台風の際は葉や実、下手をすれば用土でさえも強風に煽られ周囲に吹き飛んでしまい、思わぬ迷惑をもたらす可能性も考慮しなければなりません。せめて目立つ葉や枝、実の飛散を防ぐためにも、基本的に性質的に葉や茎の弱い植物の上には常に目の細かいネットを張り、強風対策とした方が良いでしょう。憩いの場として開放したり自ら楽しむ穏やかな天気の日にのみネットを外せば、十分目的に適う筈。ケースバイケースで対応しましょう。

育てたい植物の種類に応じて適した環境を作る

屋上緑化は大きなスペースで好きな植物を育てられる利点もあるのですが、全ての種類がそのままで屋上の環境に対応出来る訳ではありません。日照に弱い種類なら適宜遮光をしなければいけませんし、乾燥や低温に弱い種類なら別途温室の設置も必要でしょう。あくまで自分の好みの植物ベースで屋上緑化を考える際はその植物の性質を十分把握し、屋上に置いても健康に育つ様周囲の環境に手を加えなければいけませんよね。逆に言えばそれだけ手を掛ける余地が生まれ、屋上緑化にやりがいを感じる事が出来る筈なのです。

屋上緑化は、自然環境の向上につながる取り組みとして知られ、事業の規模を問わず、多くの企業や官公庁に導入されています。